「国宝」 吉田修一 レビュー
かくも梨園の世界は華やかな表舞台の裏は壮絶なものだろうか?
この本はヤクザの子として生まれた男の子の主人公がどんな因果か歌舞伎の世界に入り、女形として険しくも芸の道を極めていく物語である。
僕は本の世界に頭からどっぷりと浸かる時間がとても好きなのだけど、この本も例外ではなく、華やかな匂い立つような色香を脳裏に鮮明に残すことができる。
男が女に化けて、それを脱ぎ捨てたところに女形はあるのだそうだ。。
鋭利な美しさ。
死ぬまで舞台に立つっていう鬼気迫る内容でめちゃめちゃ面白かった。
歌舞伎は実はまだ見たことがなくて、仕事のイベントで見る機会もあるのだけど、僕はまだその恩恵を受けてない(笑)
自分の金で行けよって話なんだけど(笑)
でもね、こんな歌舞伎を見たことがない僕でも芸の道の厳しさ、歌舞伎の家に生まれ育った者の苦難も理解することができた。
テレビで見る歌舞伎役者は、ボンボンで少しいけすかないと思い込んでいたが、、この本で印象がガラリと変わった。
そして、歌舞伎を生で見たい❗と心から願ったのだよ。
ねぇねぇ、君は歌舞伎見たことあるかなぁ?
良かったら、一緒に歌舞伎座デートなんてどうかな?
君と初めての歌舞伎を見てみたいなぁ❤️
初❤️体❤️験❤️(笑)
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