dramatic life 面白きなきこの世を面白く

仕事 恋愛 趣味 このつまらない世の中をどう面白く生きるかをテーマに様々な切り口から想いを綴ります。

ポルコの男らしさ


先日、『紅の豚』が地上波でやってましたね。

ジブリ作品の中でも僕は大好きな映画です。



あの作品を見てるといろんな疑問が沸いてきます。


『なぜ豚になってしまったのか?』


僕はポルコが自分自身にかけた魔法だと思ってます。


仲間のなかで一人だけ生き残ってしまった罪。


ジーナの愛する人を守れなかった罪。


ジーナと恋仲にならないための足枷。


戦争に対する人間たちへの揶揄。


家畜である豚が自由に飛ぶことの意義。



こんなとこかなぁ。なんて想像しながら見ていました。



もし、豚になることが自分への戒めだとしたら、ラストはやはりポルコは豚のままだし、ジーナとは結ばれないままの方がポルコらしいといえるよね。



ポルコとジーナの恋ももどかしいくらいの大人の恋愛だなぁとも思う。


自分を許せないポルコなのだけど、ジーナを愛してしまった。


その葛藤ゆえの豚なんだと思う。


それがポルコらしくて、とても素敵なんだけど、、、


いつか、自分を許せる日が来てくれることを願わずにはいられない。



僕も人間を辞めていた時期があったから、、、、ポルコの気持ちは痛いほどわかる。



でも、いつか僕がクラゲちゃんの君に出会えたように、いつかポルコも時間が解決する場合もあるだろうし、ジーナの気持ちに応えようと努力して人間に戻ったって良いと思うし、、、



例え、豚だって人間と恋仲になったって良いじゃないか。



あの劇中で素敵なのは、誰もポルコを豚だからといってバカにする人はいないし、空族たちがポルコを豚と呼ぶのは、なんとなく気心知れた愛称のような感じすらあるよね。



ジーナは素敵な大人の女性だよね。

みんなが恋するのはわかる。



でも、僕のクラゲちゃんも負けてはないぞ(笑)

可愛くて知的で思いやりに溢れたクラゲちゃんなのだ。



僕ももしかしたら、一生ウニくんのままなのかもしれないけど、このままの僕が好きだと言ってくれるクラゲちゃんがいるから、、



僕は君の前だけでは人間に戻りたい。。




最近のアニメ映画も映像が美しくて綺麗なんだけど、、、宮崎作品はこんな風に、みんなが作品についていろいろと考える隙間があるってのが良いなぁと思う。。