偶然か必然か④
夏希がキャバクラを辞めて、介護福祉施設で働き初めて、1年たったころ、僕は心に決めていたことを実行しようと思った。。
サプライズ好きな僕はいろんな策を考えたんだけど、、、
こんな方法を思い付いた。
まず彼女を街の花火大会に誘った。
特に特別なことは何も伝えずに。
街の花火大会は各花火にスポンサーがいて、僕は彼女に内緒で花火大会のスポンサーになったんだ。10万くらいかな?(笑)
打ち上げ前にはスポンサーの宣伝のメッセージが流れる。
僕らはその放送がよく聞こえる位置を陣取って、レジャーシートを広げたの。
唐揚げとビールを飲みながら。。
そして、そのときが訪れた。。
僕は隠れてパンフレットを見ながらドキドキしながら、そのときを待ったんだけど。。
いよいよ、僕の花火の番だ❗ってときに、、
『トイレに行きたい❗』
おーい、、、ちょっと待て(笑)
次の花火を見てからにしてよ。
すごいの上がるから!
『もぅ、、漏れちゃうよ、、』
いやいや、次のだけで良いからっ!
お願い!!
『も~、なんなの?』
って言うか、僕の花火の放送が始まった。。
【次の花火は○○市の晋作さんによる提供です。晋作さんからのメッセージがあります。】
『え?いま、晋作って言った?何?』
僕は唇に指を立てて、耳を済ますように促した。。夏希は不安そうな顔を覗かせながら、、小さくうなずいた。。
【「夏希、僕と結婚してください。晋作より愛を込めて」】
ヒュー、、、、、ドッカーン!
僕は方膝をついて、彼女の手を握った。
夏希、、僕と結婚してください。。
『なんなの。。これ。。』
なんなのって、プロポーズだよ(笑)
返事は?
『するに決まってるじゃない(T_T)』
ありがと。。
ずっと君を幸せにするよ。。
僕らは人目を憚らず抱き合って泣きながらキスをした。。
『あ、、びっくりし過ぎて、おしっこちょっと漏れたよ(笑)』
こうして、僕のプロポーズ大作戦は大成功だった(笑)一生の思い出になってくれたと思うし。。
僕は夏希と幸せな家庭を作る夢を見ていたんだ。
それから僕らはいろんな話をして、将来の夢を語り合った。子供は?とか。。。
あの事がなければ。。。。
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