サンタさんって、いるの?
先日、親父が癌と診断され、入院している。今日も親父の病院に行ってきたのだが、帰り際は少し寂しそうだ。
捨てられた子犬みたいな顔をしている(笑)
ってこともあり、子供の時のことをよく思い出す。
次期は少し早いのだけど、クリスマスの話題を1つ(笑)
僕が小学校高学年になったとき、友達が自慢げに言ってきた。
「おい、知ってるか?サンタさんて、ほんとはいないんだぜ!俺、お父さんがプレゼント置いてるの見たもん。」
「サンタさん、いるよ❗」
ってことで、ケンカになった。うちに帰ってから、仕事から帰った親父を捕まえて聞いてみた。
「お父さん、サンタさんってほんとはお父さんなの?今日友達と言い合いになってケンカしたんだ。サンタさんはいるよ!って。でも、、、ね、ほんとはお父さんがサンタさんなの?サンタさんって、いないんでしょ?」
親父は少し考えてから、このように答えた。
「お父さんはこう思うよ。晋作の友達は間違ってる。
この世の中には大人でもわからないことや知らないことがたくさんあるんだ。
みんな科学の進歩と共に、目に見えるものばかりが真実だと思ってしまうけど、、
世の中には目に見えなくても、確実に存在しているものもあるよな?
晋作は、愛や友情は存在しないと思うか?
存在するだろう?
人生は実はそういった目に見えないものこそが一番大事なんだぜ。
そんな目に見えないものを大事にすることが、人生を豊かにしてくれるんじゃないかな?
自分で見たものしか信じないなんて、寂しい人生になっちゃうんじゃないかな?
それとも、お前はサンタさんがいない方が幸せか?
寂しくないか?
神様はいないと思うかい?
誰も見たことないもの。
でもな、誰も見たことないからといって、神様やサンタさんがいないと言う証拠にはならないんだよ。
だからな、サンタさんはいるよ。
サンタさんがいるって信じるからこそ、世界中の子供たちが素敵な夢を見られる世界があるんだよ。
サンタさんはいるよ。
きっと1,000年後も、サンタさんはいて子供たちに夢を与え続けてるんじゃないかな?
って、お父さんが言ってたって、その友達にいってやんな。」
僕は妙に納得して、改めてサンタさんを信じることにした。
その後、僕は中学を卒業するまでサンタさんはうちには来ないけど、昔、ノルウェーとかの北欧あたりでそんな人がいたとかって話だと思って、存在を信じていた(笑)
大人なになって、ある本の中で、、
ニューヨークの新聞紙『ザ、サン』の編集部へ当てた8歳の女の子の手紙が紹介されていた。
サンタさんいるの?と問う女の子に対して、編集者が社説に載せて当時すごい話題となったものだ。
その手紙の内容は、、親父の話と酷似しており、、
実家に帰った際に、その事を問い詰めると、、あっさり引用したことを認めた。
親父の前では、、な~んだって呆れた振りをしたけど、、
でも、ほんとはそこまで考えてくれてたことが嬉しかったのだ。
やるな❗親父って(笑)
Wham! - Last Christmas (Official Video)
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