dramatic life 面白きなきこの世を面白く

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ラグビー辞めたい病


僕は今、練習試合の遠征のバスに揺られながら、あることを考えていた。


まぁ、君との逢瀬に胸が膨らむのは当たり前なのだけど、今回はプライベートではなく、パブリックなことで1つ僕の頭を悩ませてる案件があったからだ。



それは、、先日、一人の選手が僕のところに来て、


「監督、ラグビー辞めたいんですけど。」


との、申し出があった。例年何人かは辞める選手もいるのだけど、僕はその都度話を聞いて、なんとか続ける道はないか模索するのだった。



ときに人間関係だったり、ときに学業との両立だったりと、その理由はさまざまであり、解決できる問題は対処して、その選手がラグビーを続けられる道はないか?をケースに応じて考えてきた。



当然ながら、その解決策で上手くいく場合もあれば、失敗に終わる場合もある。



今回も例に漏れず、どした?って話を聞いたわけなのだけど、、


「もうラグビーが嫌なんです。」


うわ。。根本的な問題キタ━(゚∀゚)━!(笑)



こうなると、解決策って言うより、ラグビーをすることの意義を説かねばならない1番めんどくさいやつである。



僕はそりゃ、頑張って練習しているから勝たせてやりたいし、もちろん勝つために必要なことを指導しているのだけれど、



それは単なる1つの結果であり、それよりももっと大きな目標がある。ざっくり言えば、


『彼らの人生をより良く、豊かなものにしたい』


ということだ。だから、ラグビーを通してさまざまなことを学び、その後の人生において、ラグビーを続けなくても、ここで培った経験は必ずや人生の糧になるはずだと、、、


信念を持っている。



だから、今回はそんな続けることのメリットとデメリットについて、何時間も話し合い説得を試みているのだけど。。


なかなか首を縦に振らない。


頑固なやつである。


だから、ちょっと今後のアプローチを考えているのだけど。。難しそうだ。。



不思議なものだ。長い目で見たらここで少し『我慢』をしたとしても、人生においてプラスになることはあってもマイナスになることは何一つないのだから。。



僕は、自ら僕の手を離れようとする選手の敵ではないし、むしろ逆に応援しようとしてる味方なのだけど、、


人情を忘れ、目先のことしか頭にないのは、先日読んだ下町ロケットのライバル企業ギアゴーストの社長伊丹とおなじなのだろう。つい、彼を重ねて見てしまった。



僕は後悔というものは、『やって後悔』よりも『やらなかった後悔』の方が圧倒的に多いのではないかと思う。


やってみて、、、するのは後悔ではなく反省だからだ。



ま、僕は彼ではないし、どんな選択をするのか結末はわからないけど、僕自身やるだけやってダメなら仕方ないと思うしかない。



僕は僕のこの両手に抱えられるだけの人しか守れなくていい。



あ、前に別のブログで書いてたとき、こんな心理テストを紹介したことがある。


【もし楽しみにしていた番組をテレビで見ていたとき、突然テレビが壊れて消えてしまった。あなたなら、どうする?】




これは恋人に突然別れを告げられたときの、あなたの対応であるのだが、、


僕の回答は

「やれるだけのことをやってみて、、それでもダメなら諦める」



であった。なんか今回のこのケースも恋人ではないが似ている(笑)